インプットとアウトプット

俺はついこの前、受験勉強を終えた。

 
受験勉強は主にインプットの繰り返しだ。もちろん自分の手を動かさないといけない部分もあるが、基本的に教科書や参考書の内容が理解できて頭に入ればいい。もちろん最終的には解答用紙にそれを理解して、問題に応用できることを示さなければいけないが、インプットさえちゃんとできていれば、アウトプットの作業でつまづくことはまずない。
 
しかし、外からの知識を頭に入れるのももちろん重要だか、その結果自分の中で生まれた考えをアウトプットするのも同じだけ重要だと思う。
 
今の時代、あらゆるノウハウをすべて身につけるのは不可能だ。いろんな分野があり、それぞれの分野を研究している専門家がいて、一人の人間がすべての研究を把握することなど不可能だ。特定の分野を追求するにしても、今まで発見されたことをすべて再確認してるようでは、いつまでたっても最先端の研究にはたどり着けない。
 
だから、他人の知っていることを効率よくインプットし、自分のものにする能力はなくてはいけない。
 
 
 
だけど、ひたすら外からの情報を取り入れているだけではただの自己満足だ。
 
インプットとアウトプットを同時に行うことができるようになって初めて俺らは社会に貢献することができると思う。そうしないと個人のレベルで学ぶことはできても、集団として学ぶ、そして社会として学ぶことができないからだ。
 
集団として学ぶことはものすごく大事だと思う。人間社会がここまで発展できた理由は、先祖が作り上げてきたものの上にそのまま新しい技術を発展させることができたからだ。そして現在でもそのプロセスはさらに加速している。
 
だから俺らは自分のことを孤立した存在ではなく、人間社会という巨大なネットワークのほんの一部であると認識しないといけない。
 
 
 
まあ、俺が今ブログを書いてる理由はそこではないけど。今はただ考えてることを文章として整理してるだけ。そうすれば、大学で誰かに伝えたくなったとき、もう少しうまく説明できるかな、って。
 
文章として吐き出すことで、あんまり自覚していなかった自分の考えに気づかされることもある。うまく文章にできない考えもたくさんあるけど。